2025年7月の振り返り

海外移住を目指す氷河期世代の日常を振り返る

【PR】

2025年7月の振り返り

7月が終わります。今年は特に暑いと感じる日本の夏。しかし、この1ヶ月は、自分にとって一つの大きな実験の月でもありました。その記録と、そこから得た所感を、備忘録として残しておこうと思います。

ハイライト:会社員としての海外リモートワーク

7月の最大のトピックは、フィリピンのセブ島での海外リモートワークの実践です。1週間ほど現地に滞在し、そのうち4日間は業務を普段通りこなす、という試みでした。 2025-07-13-105.jpg 世の中には、フリーランスとして身軽に海外移住を果たす人が数多くいます。しかし、私はその道を選ばず、組織に所属したままリモートワーカーとして働く道を模索しています。40代後半という年齢、そして幸いにも組織と良好な関係を築けている現状を考えた時、会社組織に籍を置きながら場所の自由を手に入れるという選択肢が、最も現実的に思えるのです。

実際に試してみてどうだったか。結論から言えば、この実験は成功でした。懸念していた通信環境は、滞在先のコンドミニアムのWi-Fiと、日本から持参したグローバルWi-Fiで十分にカバーでき、ExpressVPNによる通信の安全性も確保した上で、業務に支障が出ることはありませんでした。日本との時差は1時間。これも、少し意識すれば問題なく調整できる範囲です。オンラインミーティングも、日本の自宅から参加するのと何ら変わらずに遂行できました。

もちろん、これはIT系の職種だからこそ可能な働き方であり、万人に当てはまるものではないでしょう。しかし、少なくとも私にとっては、「会社員」という身分のまま海外で生活基盤を築くという道筋に、確かな手応えを感じさせてくれる経験となりました。

日常の断片:セブと日本の間で

セブに行く前シャニマスのライブに行きました。 2025-07-05_103.jpg ライブ参加は縮小傾向にありますが、シャニマスの現地イベントには、日本にいる限りは引き続き参加したいと思っています。

セブでの1週間は、仕事だけでなく、パートナーとの生活の場でもありました。共に食事の準備をし、近所のスーパーへ買い物に出かけ、他愛ない会話を交わす。そうした穏やかな時間は、私にとって何物にも代えがたいものです。 2025-07-20-007.jpg もちろん、言語や文化の違いから些細なすれ違いが生まれ、HSP気質の私が過敏に反応して落ち込む、といった相変わらずの葛藤もありましたが、それも含めての日常なのでしょう。

そして、日本へ帰国。非日常的な滞在から戻ると、途端にいつもの日本の日常が始まります。月末には友人に誘われていたライブにも足を運びました。 2025-07-26-005.jpg

ライブに行くことも海外移住への思いとはまた別の、私の人生を構成する重要な要素です。日本から脱出したいという気持ちと、この国で育まれた自分の趣味や価値観は、矛盾するようでいて、確かに両立しているのです。

物欲の記録:7月に手に入れたもの

今月は、セブでのリモートワークに備え、KOOLYFULの16インチ4Kモバイルモニター(KOOLYFULモバイルモニター4k16インチモバイルディスプレイ3840x2400黄金比16:10色深度10bit400cd/m2高輝度IPSパネル100%sRGB広色域ポータブルモニター超軽量スピーカー内蔵)を購入しました。 2025-07-03-110.jpg 想像していたよりは重くなく、機内持ち込み用のバッグにも問題なく収まりました。 2025-07-03-011.jpg 普段の業務で4K画質をフルに活かす場面はありませんが、ラップトップと合わせて2画面で作業できる環境は、やはり快適です。 2025-07-03-203.jpg 海外での業務における、心強い味方となってくれました。

もう一つは、ねんどろいどの「ジョリビー」(ねんどろいど Jollibee ジョリビー[グッドスマイルカンパニー]【送料無料】《発売済・在庫品》)です。セブに行くと必ず一度はお世話になるファストフード店のキャラクターですが、なぜ今これを立体化したのかは分かりません。 2025-07-23-001.jpg ただ、妙な親近感に引かれて購入してしまいました。

こうした細々とした買い物が、私の日常を形作っています。海外移주を考えるからといって、今の生活をすべて切り詰めるわけではありません。必要なもの、心を豊かにするものは、これからも自分の判断で手に入れていくでしょう。

総括:だから、歩みを止めない

7月は、海外リモートワークという大きな一歩を踏み出した月でした。それは、移住計画の解像度を格段に上げる、価値ある成功体験です。
しかし、この成功体験が、私の根底にある日本社会への失望や、将来への不安を払拭してくれたわけではありません。むしろ逆です。「海外でも問題なく生活し、働くことができる」という現実的な手応えは、この国から脱出したいという思いを、より一層強固なものにしました。

海外移住を目指している、というと、何か特別なことをしているように思われるかもしれません。しかし、私の日常は、今も昔も驚くほど平凡です。ただ、その平凡な日常の中で、海外の情報を調べたり、語学の勉強を続けたり、こうして自分の経験を記録したりと、できる範囲で静かに準備を進めているに過ぎません。
結局のところ、人生を変えるのは、劇的な一発逆転などではなく、こうした地道な行動の積み重ねなのでしょう。だから、私は私の道をこれからも淡々と歩んでいくだけです。

Newer
Older
Dark
Light
menu