2025年の購買記録と、生存環境のアップデート

投資の位置付けだったように思う

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2025年も残りわずかとなりました。年末恒例の振り返りとして、今年購入したモノを時系列で整理し、その記録を残しておきます。

振り返ってみれば、今年は「消費」というよりも、生活基盤の維持と、将来の活動領域を広げるための「設備投資」にリソースを割いた一年でした。生存確率を上げるための補強工事と言い換えてもいいでしょう。

1月:睡眠環境と作業領域の拡張

マイクロファイバー素材の布団カバー

年明け早々、寒さに耐えかねてAmazonで購入しました。

睡眠はHSP気質の私にとって、外界からの情報を物理的に遮断し、摩耗した精神力を回復させるための重要な儀式です。11月末に再びこのカバーへ交換しましたが、おかげで最低限の快適な睡眠環境が維持できています。物理的な寒さを解決するだけで、生活の質(QOL)は劇的に改善します。

4Kモニター(秋葉原での特価品)

以前から検討していたものを、秋葉原の店頭で見かけて即決しました。

Web制作の業務において、FHD環境では見落としてしまう表示崩れを確認できるようになったことは大きな成果です。作業スペースの広さは思考の広さに直結します。非常に有用だったので、年末年始のセールでもう一枚買い増しできないか画策しています。

4月:移動用機材と、急場しのぎの延命措置

リモートワーク用のキーボードとマウス

実家で仕事をする際、毎回機材を持ち運ぶのは非効率なため、実家専用として購入し、現地に常設することにしました。

移動時の荷物を減らすことは、そのまま精神的な負荷を減らすことにも繋がります。物理的な重さは、意外と心理的な重さに変換されるものです。

中古グラフィックボード GTX1660

長年酷使していたGTX660が映像を出力しなくなり、急遽購入しました。

あくまでPCを動かすための「繋ぎ」としての導入でした。後述するRTX 5060 Tiの導入により役目を終えましたが、短い期間ながら私のデジタルライフの首の皮を繋いでくれました。売却するか、予備として保管するかは検討中です。

7月〜8月:酷暑対策と「場所」からの解放

4Kモバイルモニター

海外リモートワーク用の装備です。

実際にフィリピン・セブへ渡航した際も使用しましたが、全く問題なく業務を遂行できました。たまに出社要請があった際もこれを持ち運んでいます。場所を選ばずにいつもの解像度で仕事ができるという事実は、私に精神的な自由を与えてくれます。

サーキュレーター

日本の異常な酷暑に対応するために導入しました。

エアコンの効率化はもちろんですが、外気の汚れや近隣からの視線を避けるための「室内干し」の効率化にも役立っています。生活感のある洗濯物を外に晒すストレスから解放されるのも、地味ながら大きなメリットです。

9月〜10月:母艦の刷新と危機管理

自作PCパーツ一式(AMD Ryzen等)

Windows 11への強制的な世代交代に合わせ、メインPCの中身を総入れ替えしました。

コストパフォーマンスを考慮し、IntelからAMDへプラットフォームを変更。予算の都合でこの時点ではGPUの更新を見送りましたが、将来的にAIを活用することを前提としたパーツ選定を行いました。

防災グッズ

セブ在住のパートナーが現地で地震に被災したことがきっかけで購入しました。

災害は忘れた頃にやってきます。自分と大切な人の身を守るための備えは、精神安定剤としても機能します。公助に期待できない以上、自助で固めるしかありません。

12月:知能の拡張と投資

MSI GeForce RTX 5060 Ti 16G GAMING OC

ローカルLLM(大規模言語モデル)を稼働させるための投資です。

市場からグラフィックボードが急速に消えつつある気配を感じ、慌てて確保しました。この判断は正しく、数日後には購入店から在庫が消滅し、他店では2万円も価格が暴騰していました。

これはゲーム用ではなく、AIという新たな「道具」を使いこなし、この先を生き残るための先行投資です。これから徹底的に使い倒す予定です。

総括

こうしてリスト化すると、私の購買行動がいかに「QOLの向上」と「先を見据えた投資」に向いているかが可視化されます。

日本の衰退や円安が止まらない中でも、自分自身のスキルを拡張するツールや、どこでも生きていける環境を作るための機材には、躊躇なく資金を投じるべきだと考えています。

今後はより自分の価値を高め、逃げ道を確保するための「武器」を一つずつ買い揃える道を選びます。沈みゆく船で席を奪い合うよりも、黙って自分専用の救命ボートを編み続ける方が、精神衛生上よほど健全だからです。

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