アフリターダを食べた後に考える日本脱出の道筋

機が熟すのを待つ穏やかな未来への個人的な布石

アフリターダを食べた後に考える日本脱出の道筋

フィリピン・セブでの滞在中に、彼女が作ってくれた料理があります。フィリピンの家庭料理「アフリターダ(MAMASITAS MENUDO AFRITADA 30g)」。野菜と肉のトマト煮込みです。その味を日本でも再現しようと、見よう見まねで自炊してみました。

普段、私は簡単な料理がメインです。外食はコストがかさみますし、コンビニ弁当ばかりでは栄養が偏るので、控えるようにはしています。そんな中で、もう少し手の込んだ自炊が必要だと感じていました。そこで今回アフリターダを作ってみることにしたのでした。

「アフリターダ」を作る

彼女が作ってくれたときの記憶と、ネットで見た情報(レシピ)を参考に、見よう見まねで調理を開始しました。 2025-07-25-001.jpg まずは野菜を切り、フライパンで炒めます。そこへ鶏肉を加えてさらに炒め、トマトペーストと水をと調味料を加えて煮込みます。 2025-07-25-002.jpg 工程自体は単純です。

完成したアフリターダは、正直なところ、野菜が少し硬かったです。完全に火が通っていなかったのかもしれません。味は「まぁまぁ」といったところでしょうか。初めてにしては、悪くないものができたと感じています。 2025-07-25-003.jpg 食後、彼女にアドバイスされた英語トレーニングに取り組みました。セブから戻ってからも、このトレーニングは続けています。セブ滞在中にリモートワークを実施したのは、海外移住後も今の会社で働く可能性を探るためです。将来的には英語圏を相手にウェブの仕事を獲得し、さらにコンテンツ販売や投資へとシフトしたいと考えています。今はただ、生き残るためにスキルアップが急務だと感じています。

日本脱出、負の感情が推進力となる

考えれば考えるほど、私はいつでも日本を出ていけるよう、各種スキルアップ、資金、情報収集など、あらゆる準備をしておくべきだという結論に達します。親しい友人には海外志向であることをそれとなく伝えてはいますが、今後は黙って進めようと思います。いわゆるドリームクラッシャーに目をつけられたくないのです。

私は、沈みゆく船と心中する気はありません。就職氷河期世代は、この先、今以上に社会のサンドバックとして冷遇されるのは目に見えています。国体を維持するための奴隷にされるのかもしれません。ひたすら搾取されるだけのこの社会に、貢献しないことこそが、ある意味で私なりの復讐です。しかし、いわゆるサイレントテロのように自分の人生を犠牲にし、貢献を極限まで減らしたとしても、生きるために消費する以上、わずかでも貢献していることには変わりはなく、不完全に思えます。それは私が望む形ではありませんし、復讐のために自分の人生を犠牲にするつもりもありません。
だからこそ、海外へ移住し、移住先で貢献すること。それこそが、サイレントテロのように人生と引き換えにしてまで不完全な復讐を選ぶのとは異なり、自分の人生を犠牲にすることなく復讐できる方法だと考えています。

怒りや恨みといった負の感情は、とかく否定されがちです。ですが、私の場合はそれが大きな推進剤になっています。ぼんやりとしていた海外移住の構想は、彼女と出会ったことで、一気に現実味を帯び、より具体的になりました。外国人の彼女を求めたのは、この将来を加味していたからです。ある意味、戦略的と言えるでしょう。
私は行動することで、彼女と出会うことができました。将来は彼女の国へ移住することを真剣に考えています。今の私の中には、まだ恨みの感情がくすぶっています。ですが、その感情を原動力に、私は決断へ向けて進みます。

決断への道筋、そして穏やかな未来へ

これから、いくつかの決断を迫られる機会が訪れるでしょう。当然、彼女の思いも考慮するつもりです。最終的に決断する時期はすでに私の中で決まっています。その時の社会情勢、将来性、そして私自身の感情を加味して、最善の決断を下すつもりです。
そのためにも、今は決断できる自分になるための準備が必要です。日々の行動を習慣化し、なりたい自分、なりたい状態を目指します。そうすれば、あとは決断するだけになるのですから。

今回のアフリターダ作りも、英語トレーニングも、ウェブ制作のスキルアップも、全ては未来への布石です。それは、日本という国や環境に固執する必要はないというメッセージであり、会社や社会に依存しなくても、自分の道は切り拓けるという証です。年齢は関係ありません。
私はただ、黙々と準備を進めます。目標はあくまで目安であり、どうなりたいか、どうなっていたいのか。それを念頭に、淡々と、無言で行動します。日本人は基本的にドリームブレーカーです。夢や目標を語ればそれを否定し、現状維持させようとします。だから、周囲には語らず黙って準備し、機が熟したら実行するだけです。

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