セブ旅行中、フィリピン人の彼女と一緒に「ルンピア」を初めて作る体験をしました。
ルンピアとは、フィリピン版の春巻きのような料理。見た目はまさに春巻きですが、中身や味付けはちょっと違っていて、餃子っぽいかもしれません。
旅行前、彼女から「何が食べたい?」と聞かれていたので、いくつかフィリピン料理をピックアップして伝えておいた中にルンピアも含まれていました。
彼女が材料を全部揃えておいてくれていて、私は具材をカットしたり、皮で包む作業を担当しました。
にんじん、じゃがいも、紫玉ねぎ、赤ピーマン、ニンニクをみじん切りにし、それをミンチ肉と混ぜ合わせます。
調味料は塩コショウと、たぶんオイスターソース。それに卵を加えてさらに混ぜて、ルンピアの皮で巻いていく。
これが思ったよりも楽しくて、黙々と包む作業を続けました。皮の両端をカットして、具を乗せて、くるくる巻く...。完成したルンピアは、彼女が手際よく揚げてくれました。
揚げたてをケチャップでいただくと、これが驚くほど美味しい。外はカリッと、中はジューシーで、いくつでも食べられそうな味。
食べきれなかった分は冷蔵庫に保存して、あとから少しずつ揚げて食べました。
普段から家事はしているけれど、フィリピン料理に関してはまだまだ初心者。アドボくらいしか作ったことがないので、味付けは彼女にお任せ。でも皿洗いとか片付けは積極的にやっていたら、彼女から「優しいね」と感謝されました。ちょっと照れくさかったけど、嬉しかったです。
セブでのこんな何気ない日常が、なんだかすごく心に残っています。一緒にご飯を作るというだけで、距離がぐっと縮まるような感覚。歳の差も国籍も関係なく、こうして笑いながら料理できる時間があるっていいなと思いました。
もし将来、一緒に暮らすようになったら、こういう風に2人で料理を作ったり、何気ない毎日を大切にしたいと思います。こうした小さな積み重ねが関係を育てていくんだなと実感しました。