実家近くのラーメン屋を訪れた。家族は興味を示さなかったが、個人的に気になっていた店だった。 メインの牛骨ラーメンは、普段豚骨ラーメンばかりの自分にとって新鮮で、あっさりしすぎず、こってりでもない絶妙なバランスだった。こういった味もたまには良い。
昨年末から二週間ほど実家に滞在していたが、明日には住処に戻る。今回の帰省の目的の一つは父と話すことだったが、結果はあまり芳しくなかった。父に対して昭和の人間にありがちな無口さやとっつきにくさを感じ、最後まで心を通わせることはできなかった。それでも、いずれ帰省して良かったと思える日が来るかもしれないと感じている。
弟とは投資について話したが、こちらもぎこちなさが終始残った。母とはそれなりに会話したが、気疲れを感じた。家族全員がリスクを嫌う性格で、私の行動に少しでも不安を見出すと、すぐにネガティブな意見が飛んでくる。そのため、批判を避けるべく相談をやめてしまった。
家族というものが自分にとって安らぎの場ではなく、むしろ気を使う存在だと改めて思う。関係が悪いわけではないが、「家族」という枠組みそのものが自分に合っていないのだろう。だからこそ、彼女と一緒に暮らす場合でも家族という形にはこだわらない。ビザのために婚姻関係を結ぶ必要があるならそうするが、あくまで対等なパートナーとして共にありたいと思っている。