神社と猫、そしてマラサダ。HSPが心を取り戻す「小さな外出」
人混みを避けたルート選び
休日の外出といっても、人が溢れかえる場所にはあまり行きません。神社に居着いている猫と少し戯れるだけで、ざらついた神経が少し凪いでいくのを感じました。 完全に引きこもってしまうと、それはそれで精神衛生上よくありません。外の空気を吸い、人間以外の生き物や自然と接する時間は、私にとって必要なメンテナンスです。
流行りのスイーツ(マラサダ)を一人で食す贅沢
その後、買い物の用事があったため、少しだけ街へ出ました。ついでに、以前から気にはなっていたものの、これまで立ち寄る機会がなかったマラサダの店に行ってみることにしました。
マラサダはハワイで人気のスイーツらしく、揚げドーナツのようなものです。気候は暑くもなく、むしろ涼しいくらいでしたが、メニューの中からアイスを挟んだマラサダを注文しました。
店の前のベンチが空いていたので、そこに腰を下ろして一人で食しました。揚げドーナツにアイスクリーム。甘いですし、間違いなくハイカロリーです。結局、これがこの日の昼食代わりになってしまいました。ぼんやりと甘いものを食べる時間は、今の自分にとってささやかな贅沢です。
「人間嫌い」は防衛本能? 攻撃的な社会から自分を守る戦略
苦手な世代・攻撃的な他人への違和感
一人でぶらつくのは悪くありませんが、やはり街中にいるとどうしても疲れてしまいます。以前、街中で絡まれることが多発した時期があり、それがきっかけで明確に「人間嫌い」を自認するようになってしまった気がします。特に、自分より少し上の世代の中高年男女が苦手です。彼らは社会に何か恨みでもあるのか、どこか攻撃的な雰囲気を纏っているように感じてなりません。
被害妄想かもしれませんが、積極的に攻撃してくるような気配を感じてしまうのです。そのようなシチュエーションになった時、HSP気質のせいでうまく対処できず、後になってどっと疲れが出ます。
「逃げる」のではなく「環境を選ぶ」
対処できないのであれば、最初から避ければいいのです。それが私の結論です。本当は電車にだって乗りたくありません。密室で不特定多数の人間と空間を共有することに少なからず苦痛を感じるようになってしまいました。それでも、目的を果たすためには乗らざるを得ないから、仕方なく乗っているといった感じです。
これは「逃げ」ではなく、自分の精神を守るための戦略的な選択です。無理に戦わず、接触を避けること。それは弱さではなく、目的を達成するためにリソースを温存する「賢い選択」なのだと言い聞かせています。マラサダを食べ終え、買い物を済ませると、私は逃げるようにそそくさと帰宅しました。
週末の午後は未来への投資。焦りと向き合いながら机に向かう
英語学習とAI開発、成果が出ないもどかしさ
帰宅後は、意識を切り替えて机に向かい、英語学習、調べ物、AIスクリプト開発等に取り組みました。週末もなんだかんだと言って、こういった作業に時間を割いてしまいます。だからあまり「休んだ」という感覚は残りません。
特に英語学習は、上達しない自分にイライラしながら取り組んでいます。自分に自信がないから「永遠に上達していない」と感じているだけなのかもしれませんが、遅々として進まない現状には閉塞感を感じます。しかし、英語は海外にいるパートナーとコミュニケーションを取るために必須のスキルです。また、最新のAI技術をキャッチアップするためにも英語は避けて通れません。
最近は、ChatGPTのボイスモードを使って英会話の練習ができないかと考えています。そういう内容のYouTube動画も最近はよく目にするので、それらを参考に手持ちのiPad miniで試してみようと思っています。上位の推論の使用回数も増やしたいので、有料プランへの加入も検討中です。迷う時間も惜しいので、サクッと決めてしまうかもしれません。
それでも続ける理由。「数年後の結果」のために
年内はライブに行く予定もありませんし、休日は今日のように少し外出して気分転換をする以外は、基本的に閉じこもってやるべきことに集中しようと思っています。成果が出ているのかもわからず、孤独な作業です。それでも、数年後に結果を出すためには、今この時間を積み重ねるしかありません。
理不尽な他人に振り回される環境に期待して消耗するよりも、英語やスキルといった「自分だけの持ち物」を磨くことで、静かに場所を変える準備を淡々と進めています。
孤独な週末は、数年後の自分へのギフト
今日は、神社の静寂とマラサダの甘さで自分を癒やし、午後は未来のための学習に時間を費やしました。「完全な引きこもり」ではなく、戦略的に他者との接触をコントロールし、自分のために時間を使う。これがHSPである私がたどり着いた、現代社会での生存戦略です。
焦りや不安が消えることはありませんが、今日の孤独な努力は決して無駄にはなりません。静かに自分のための時間を積み上げていこうと思います。
