今年は久しぶりに帰省することにしました。年末年始を実家で過ごすのは、一体何年ぶりになるでしょうか?正直なところ、地元にはあまり良い思い出がなく、これまで避けてきた部分もありました。しかし、これからの人生を考えると、家族と話す時間を持っておくべきだと思い直しました。自分の中で何かが変わったのかもしれません。
新幹線に乗る前、駅で弁当とアイスを買いました。 以前、新幹線で食べたアイスは硬くてスプーンがなかなか入らず、それが逆に楽しみでもありました。 しかし、最近では自動販売機で販売されるようになり、冷凍保存の方法が変わったのか、以前のような硬さを保てなくなっているようです。 アイスが早く溶けていく様子を眺めながら、自分の記憶の中の風景も少しずつ変わっているのだと感じました。
実家に着いて改めて思ったのは、本当に何もない場所だということです。刺激的なものは一切なく、どこかへ出かけたいという気持ちも湧きません。ただ淡々と時間が流れるだけの場所です。しかし、それが逆に良いことなのかもしれません。何もない環境だからこそ、余計なことに邪魔されず、目の前の人としっかり向き合うことができるのです。この帰省中は、ただ家族とのコミュニケーションだけに集中しようと決めました。
自分はHSPという気質を持っています。そのため、家族と長時間一緒にいることには正直不安もあります。昔からの関係性の中で、敏感に反応してしまう場面があるからです。
今回の帰省を通じて、実家での何気ない時間が自分にとってどのような意味を持つのか、もう一度考え直す機会になればと思っています。そして、いずれ海外移住を実現するためにも、家族との関係を再構築しておきたいという気持ちがあります。自分の人生の新たな一歩を踏み出すために、この帰省がその準備のひとつになればと願っています。
帰省に対してポジティブな感情を抱くことは難しいですが、それでも自分なりに価値を見出しながら過ごしたいと思います。