セブでタクシー代をぼられた話

ある意味通過儀礼なのかもしれない。

セブでタクシー代をぼられた話

Grab

セブ島を訪れた際、タクシー利用にGrabアプリを使いました。Grabはフィリピンを含む東南アジアでポピュラーな配車アプリです。
旅行前に調べたところ、フィリピンではタクシーで過剰な料金を請求されることが多く、一方Grabは配車依頼時に料金が確定していて、クレジットカードでの支払いができるので便利だということがわかりました。そのため、出国前にGrabアプリをダウンロードし、クレジットカードも登録しておきました。

Grabの使い方については事前に調べていましたが、現地で初めてアプリを使った際、選択肢の「1P」と「4P」の意味がわからず、結局ホテルのスタッフにタクシー手配をお願いしました。後で現地の人に手配方法を教えてもらい、以後は自分でGrabを使ってタクシーを手配するようになりました。4Pは車で1Pはおそらくバイクです。

最後の最後でそれは起きた

帰国の日、ホテルのチェックアウト後にGrabで空港までのタクシーを手配しようとしたところ、ホテルスタッフからタクシーの手配を提案されたので、私は彼にタクシーの手配を依頼しました。ホテルが手配したタクシーが到着し、ホテルスタッフは運転手に空港までの送迎を頼んでいるようでした。(タガログ語だったので内容は分かりませんでした)

空港までの道中、タクシー運転手とは英語でコミュニケーションを取り、私は彼は気さくな人だと感じていました。しかし、空港に到着した際に問題が発生しました。運転手が過剰な料金を請求してきたのです。私はトラブルを避けるために請求された金額を支払いましたが、到底納得できず飛行機搭乗までの時間を使ってホテルにメールすることにしました。

クレームメールとその後

ホテルにメールを送ろうとしたものの、公式ページにメールアドレスが記載されておらず、メールアドレスを見つけるのに苦労しました。メールアドレスを探すのに10分くらいかかりましたが、何とか見つけて下記の内容のメール英文で作成し送信しました。

私は〇〇号室に宿泊していた〇〇です。
先ほどホテルスタッフに手配していただいたタクシーで空港まで送迎していただいたのですが、タクシー運転手に2000ペソ請求されました。タクシー運転手から要求された金額は正当な対価ですか?
私はその金額は高すぎるように思います。これならGrabを使って自分で手配したほうがよかったです。

正直返信は期待していませんでしたが、帰国後にメールをチェックしたところ、ホテルから返信メールが届いました。その内容は以下の通りです。

  • ホテルはタクシーを手配しただけで直接関係はない。
  • タクシー運転手が請求した金額は過剰であり、正当な対価ではない。
  • タクシー運転手に事実確認を行ったところ、過剰な料金を請求したことを認めた。
  • このタクシー運転手は当ホテルから永久追放処分になった。
  • 過剰な料金の返金をしたいが、どのような方法で返金すればよいか?

他にも謝罪とともにまた当ホテルを訪れてほしいといった内容のことがかかれていました。
ホテルに非はないし、真摯な対応をとってくれたことに対して感謝しています。素敵なホテルでしたし機会があればまた訪れたいと思います。

その後、返金に向けて何度かやり取りを行い、送金手数料を差し引いた金額を受け取ることができました。

教訓

この経験から得た教訓は次のとおりです。

  • 英語が堪能ならその場で抗議したほうがいい。
  • とにかく泣き寝入りはするな。
  • ホテルからの好意であっても断ってGrabで手配したほうがいい。

ネットで調べた限りでは、Grabも安全とは言い切れないようですが、私はそれでもGrabを利用することが一番安全だと感じました。それはそうと、この経験から自分の英語力の不足を痛感しました。もし英語が堪能だったら、その場で抗議することもできたかもしれません。

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