はじめてのトライシクル

「トライシクル」に初乗車

はじめてのトライシクル

セブ滞在中は、基本的にコンドミニアムで彼女との時間をゆったり過ごしていました。

そんな中、食材を買いに出かける必要があり、移動手段としてはじめて「トライシクル」に乗りました。日本ではなかなか見かけない乗り物で、拡張版のサイドカー付きバイクといった印象。バイクの横に客席がくっついた、まさに"地元の足"。 2025-05-08-102.jpg 実際、観光客が利用することは少なく、完全にローカル向けの乗り物だと感じました。行先の説明も運賃交渉も、すべて彼女が地元の言葉でやりとりしてくれたのでスムーズでした。

私たちが乗ったトライシクルは2人まで。風を感じながら走るのがなんとも心地よく、スピードは遅めだけど歩くよりずっと快適。ちょっとした距離なら十分に使える交通手段です。実際、ショッピングモールまでの移動にはちょうどよかったですね。

走行中にスマホで動画を撮りながら、地元の風景を眺めていました。 2025-05-08-101.jpg 車窓、というより"風窓"越しに見えるのは、観光とはちがったリアルな日常。そこに暮らす人々の営みがそのまま見えてくる感じが新鮮でした。

モールでは食材に加えて、日用品などを少し購入。そして、フィリピンのお土産の定番「ドライマンゴー」も忘れずに購入。 2025-05-08-103.jpg程よい甘みと噛み応えがあって、個人的には大好物です。

帰り道、トライシクルに乗る前に、彼女が道沿いの果物屋で新鮮なマンゴーを買ってくれました。

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コンドミニアムに戻ってからしばらく冷蔵庫で冷やしておいたマンゴーを、彼女が手際よく3枚おろしにしてくれました。 2025-05-08-107.jpg 甘くてとろける果肉はもちろん美味しい。でも、種のまわりの部分はちょっと酸味があって、薬っぽい味に感じました。

食事中、勢いあまって舌を噛んでしまいました。強く噛んでしまったため、結構な傷口になってしまい、口の中に何か入れるたびにしみるため食べるのが億劫でした。 2025-05-08-104.jpg 痛がる私を見かねた彼女が、おかゆを作ってくれました。

2025-05-08-105.jpg 塩気が強めだったので傷にしみたものの、そんなのはどうでもよくなるくらい、彼女の優しさが身にしみました。言葉じゃなくて、行動で伝わる思いやり。日本にいるとなかなか感じづらい人間関係の温度を、ここで感じることができた気がします。

そういえば、前回セブに来たときは「ジプニー」に乗ったんですが、今回はほとんど見かけませんでした。滞在していたマクタン島では、代わりにトライシクルが主流なのかもしれません。
観光では見えない、現地の生活を体感できるのは、現地の人と一緒に行動しているからこそ。特別なことをしなくても、ただの移動や買い物が新鮮に感じることができました。

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