初めてセブ島を訪れたときのこと。現地の友人が、「お土産に」と手渡してくれたのが、**ピアヤ(Piaya)**という名前のお菓子でした。
そのときは名前も知らず、「ありがとう」と受け取って、日本に戻ってから袋を開けてみたのです。すると、薄くて丸い平たいお菓子がいくつか入っていました。中には黒糖で作られた甘いペーストが入っていて、ほんのりとした香ばしさと、素朴な甘さが口に広がりました。
ピアヤは、フィリピンの伝統的なお菓子で、特にネグロス島の名産品として知られています。もちっとした薄い生地の中に、**モスコバド糖(未精製の黒糖)**をベースにした餡が入っており、焼き上げることで香ばしい風味が出るのが特徴です。見た目は地味ですが、食べてみると癖になる美味しさがあります。
彼女は私がピアヤを気に入っていることを覚えてくれていて、セブからの帰りにはよくお土産に持たせてくれました。
ピアヤはブラックのアイスコーヒーと一緒に食べると相性がよく、おやつの時間がちょっとした癒しの時間になります。
次にセブへ行くときは、自分用に少し多めに買っておこうと思っています。軽くてかさばらないし、日持ちもそこそこするようですし。