向き不向き

強制的に下放される日がくるのだろうか・・・

向き不向き

地方創生がらみの仕事で半年ほど某所で仕事をしていたけれど、田舎でのんびりしながら仕事するというスタンスにすっかり否定的になってしまった。

労働の時間軸は全くのんびりしておらず、遅くまでの残業が当たり前だった。田舎ののんびりした時の流れは少なくとも事務所内では通用しない、事務所の中は治外法権の出島そのものだった。

疲弊から逃避して田舎暮らししてみては?都会の喧騒を離れてリモートワークしてみては?みたいな謳い文句もあったけれど、時間軸は都会のソレとなんら変わらないし、さらに田舎特有の面倒臭い人間関係が追加されて加速度的に疲弊した。

「仕事に疲れたそこのあなた!仕事から離れたいのなら田舎においでよ」っていう謳い文句も、ブロードバンドもどきが整備された田舎では仕事の支配下に置かれてただただ疲弊するだけでなんらメリットがない矛盾してる。

ここにくれば電波も届かず、完全に離れることができます!っていうのが売りならまだ理解できるのだけど。 きっちり分けるのが苦手なのだから、物理的にオフになる環境でなければ離れられるわけないだろう・・・。

ただ、仕事から物理的に解放される場所を提供したとしても、そう行った場所に行くことを禁止したり、お得意の同調圧力で阻止されそうだが・・・。

私が感じ取ることが出来なかったメリットは誰かにとってはメリットかもしれない。だから批判も否定もしないけれど、自分の選択肢としてはあり得ないという思いは変わらない。あの場所にはおそらく二度と訪れることはないだろう。

氷河期世代を地方に送るという話が出ているようだが、そうなってくると、いよいよここにはいられなくなりそうだ。