これまで面倒くさくてほとんど作ったことがなかったフレンチトーストを、久しぶりに焼いてみました。
材料は卵、牛乳、砂糖、オリーブオイル、それからパン。買い物の後であれば、だいたい家に揃っているものばかりです。卵だけはなぜか買い忘れることが多いのですが、今回はたまたま残っていました。
先週、実家に帰省中に作ったことを思い出し、何となくまた作ってみたくなったのです。
パンの中までしっかり染みていて、甘さも程よい。自分で言うのも何ですが、悪くない出来でした。
食事を終えた後、Facebookメッセンジャーで海外に住むパートナーと話をしていたのですが、思わぬところで会話が噛み合わなくなりました。
明日の予定を聞かれたので、「携帯電話の支払方法を変更する手続きがあるから、携帯ショップに行く」と伝えました。すると、「あとどれくらい支払いが残っているの?」という質問が返ってきました。 最初は何を聞かれているのか分かりませんでした。私は「毎月○○円払っている」と説明しました。すると彼女は「だから、それはあと何か月払うの?」と聞いてきます。私は「いや、ずっと払うよ」と答えました。すると今度は「えっ?」という反応が返ってきました。
どうも話が噛み合いません。
やり取りを続けるうちに、彼女は携帯電話本体の分割払いの話をしているのだと分かりました。私は「本体代はもう払い終わっている」「これは通信料金の話だ」と説明したのですが、それでもなかなか伝わりません。結局、彼女はAIに質問して、ようやく納得したようでした。
このやり取りを通じて、日本と彼女の住む国とでは、携帯電話に対する感覚がかなり違うのだと気付かされました。
日本では、携帯電話を契約すると、通話料金、データ通信料金、各種オプションをまとめて毎月支払うのが一般的です。スマホ本体を一括で購入していても、通信サービスを利用するために毎月料金が発生します。「携帯代はいくら?」と聞かれれば、「毎月○○円」と答える人がほとんどでしょう。
一方、彼女の国では長らくプリペイド方式が主流だったそうです。SIMカードを購入して、必要なときだけ残高をチャージして使う。今週は少しチャージする、今月はあまり使わないのでチャージしない、ということも普通にあるそうです。日本でいえば、交通系ICカードに近い感覚なのだと思います。使う分だけ先にお金を入れておく仕組みです。
日本人の感覚では「携帯電話を使うためには毎月料金を払う」のが当たり前です。しかしプリペイドが基本の環境では、「使った分だけ支払う」という考え方になる。「毎月必ずお金を払う」と言われると、「なぜ?」という疑問が先に出てくるのも、自然な反応なのでしょう。
彼女が最初に「それは本体代の分割払い?」と聞いたのも、本体代であれば毎月支払う理由が理解できるからだったわけです。
海外の人と話していると、言葉そのものよりも、前提となっている常識の違いに驚かされることがあります。今回も、英語が通じなかったわけではありません。お互いが持っている「携帯電話とはこういうものだ」という認識が違っていただけでした。
日本では当たり前の「月額料金」という言葉も、別の国では説明が必要な概念になる。言葉の壁よりも、「当たり前」の壁のほうが高いことがあるのかもしれない、と思っています。