なぜ私は、夕食を「省エネ化」しようと思ったのか
私の平日は、日中のデスクワークを終えた後もPCに向かう、というサイクルで回っています。リモートワークのため通勤で体力を消耗することはなく、夜はブログを書いたり、個人的に進めているプロジェクトに取り組んだりする時間が主です。
この生活を続けているうちに、ふと疑問が湧きました。
「移動でエネルギーを使うことがなく、活動はほとんど頭を使っているだけ。それなのに、昼間と同じようにしっかり夕食を摂る必要はあるのだろうか?」
日中の活動に必要なエネルギーは、朝食や昼食で十分に賄えている感覚があります。その一方で、あとは寝るだけという夜の時間帯に多くのエネルギーを摂るのは、身体にとって過剰ではないかと感じたのです。
この思考に至ったとき、私の中で夕食の優先順位は大きく下がりました。重視すべきは、栄養バランスの取れた豪華な食事ではなく、夜の活動を妨げない必要最低限のエネルギー補給。そして、食後はすぐに自分のタスクへ取り掛かれる状態を整えることでした。
これは単に時間の短縮だけを目的としているわけではありません。あくまで自分の活動量に合わせてエネルギー摂取を最適化した結果として、時間が生まれているのです。
シンプルな夕食
私の新しい夕食は、驚くほどシンプルです。
- エネルギーバー(1本)
- シリアル(少量)
- 何かもう一品(ヨーグルトやプロテインなど、その日の気分で)
先日、夕飯用にエネルギーバーを20個まとめて購入しました。
これで約3週間は持つ計算ですが、もちろん友人との付き合いで外食することもあるでしょうから、実際には1ヶ月近くこのペースでいけるのではないかと見込んでいます。
もちろん、この食事で満腹になるという感覚はありません。むしろ、少し物足りないくらいです。しかし、それで良いと思っています。私が意識しているのは「少食で行動できること」。満腹感は、時に集中力の妨げになります。空腹すぎず、満-腹すぎない状態が、夜の知的生産には最も適していると感じます。
ただ、早くも同じ味に飽き始めてきたため、次は別のフレーバーを試してみようと思っているところです。
この試みが持つ本当の意味
この「食事の省エネ化」という試みは、私にとって単なる食事の変更以上の意味を持っています。それは、世間一般の「当たり前」を一度疑い、自分のライフスタイルや目的に合わせて、生活そのものを再設計するプロセスなのです。
「夕食はしっかり食べるべき」という常識も、ある人にとっては正解でしょう。しかし、私にとってはそれが最適解というわけではありませんでした。
大切なのは、自分自身の身体と向き合い、日々の活動量とエネルギー摂取のバランスを考えること。そして、その結果として生まれた時間を何に使うのか、明確な目的を持つことだと感じています。