グルメな友人が教えてくれた、とあるドイツ家庭料理店の話
「ぜひ皆を連れて行きたい、本当においしいお店があるんです。」
食に詳しい友人からそう誘われたら、断る理由はありません。彼がそこまで言うのなら間違いないでしょう。行き先は、ドイツの家庭料理を味わえるお店。ビールはもちろん、料理が格別においしいと聞いて、期待値は自然と上がっていました。
「いつものお店」もいいですけれど、私たちは常に新しい出会いを求めています。普段は行かないような、それでいて心から満足できる特別な場所です。
結論から言うと、この日のディナーは、私の記憶の中でも最上位クラスに位置付けられる体験になりました。
ビールと料理が織りなす、最高のディナー体験
知識豊富な友人と味わう、一杯目のドイツビール
店に入ると、少し照明を落とした落ち着いた空間が広がっていました。まさに大人の隠れ家です。席に着き、まずはビールを注文します。
ビールに詳しい友人は、私の好みをだいたい把握してくれています。彼が「これがいいんじゃない?」と勧めてくれるものは、いつも不思議なくらい口に合います。この日の一杯目も、実に飲みやすくて香り高い、素晴らしいビールでした。
ただ、美味しいビールは危険です。ついペースが上がってしまい、割とすぐに心地よい酔いが回ってきます。こういうお店には、やはりビールやワインに精通した人と一緒に来るのが一番いいでしょう。最高の組み合わせを、彼らが教えてくれるからです。
このお店の料理は、どれも主役級でした。
シャルキュトリーサラダ
一皿目から、そのボリュームに驚かされました。たっぷりのハムが乗った、食べ応えのあるサラダです。これがまた、ビールによく合います。
ザワー・フライッシュ
「ハムにゼリーがまぶしてある料理」と言えばいいでしょうか。意外とさっぱりとしていていました。
自家製ソーセージ盛り合わせ
そして、王道のソーセージです。自家製というだけあって、肉の旨味とスパイスの香りが凝縮されています。言うまでもなく、ビールとの相性は最高。
付け合わせのポテトも絶品で、この組み合わせを発見した人に感謝したくなります。
ワインカクテル
最近はめっきりお酒に弱くなり、二杯目のワインカクテルで打ち止めです。
夢中になったグラタン
この日、私が最も心を奪われたのがグラタンだったかもしれません。残念ながらメニュー名を覚えていませんし、気づいた時には夢中で食べ始めていました。
熱々のグラタンを、別で注文していた黒パンに乗せて食べる。クリーミーな味わいと、黒パン特有のほのかな酸味が見事に調和します。
最高の締めくくり、煮りんごのデザート
メニューに見つけたのは、煮りんごのデザート。以前、別のドイツ料理店で食べて以来、すっかり気に入っていたものです。迷わず即決しました。
また通うことを誓った、特別なディナー
このお店の魅力は、料理の味だけではありませんでした。静かに食事と会話を楽しめる、守られたような時間と空間。それもまた、最高のご馳走の一部です。 ビールやワインと料理の相性は本当に素晴らしく、私が今まで訪れたドイツ料理のレストランの中でも、間違いなく最上位クラスに位置付けられます。 彼女が日本に来た時には、ぜひ連れて行ってあげたいです。まあ、彼女はとんこつラーメンやとんかつを喜びそうですけれど。それはそれとして、このお店の落ち着いた雰囲気は、きっと気に入ってくれるはずです。
ただ一つ、嬉しい悩みがあるとすれば、そのボリューム感でしょうか。どの料理もしっかりと心もお腹も満たしてくれるから、一度にたくさんの種類を味わうのは難しいです。 つまり、このお店の奥深さをすべて知るためには、これからも定期的に通う必要があるということです。次は何を食べようか。そう考えるだけで、もうすでに楽しみになっています。