クリスマスが近づいてきましたね。日本では、華やかなイルミネーションやケーキがクリスマスの定番ですが、社会人にとっては「普通の平日」として過ごす人も多いのではないでしょうか。私のような独身中年ともなると、特に特別なイベントもなく、日々が淡々と過ぎていきます。
そんな私ですが、数年前に「シュトーレン」というドイツの伝統的なクリスマス菓子に出会い、12月が少しだけ楽しみになりました。
シュトーレンとは?
シュトーレンはドイツ発祥のクリスマス菓子で、粉砂糖をまとったパンのような見た目が特徴です。その中には、ドライフルーツやナッツがぎっしり詰まっており、バターやラム酒の風味が加わることでリッチな味わいを楽しめます。シュトーレンの最大の魅力は保存性が高いこと。少しずつ切り分けて長期間楽しむのが、この菓子ならではの楽しみ方です。 歴史的には、クリスマスまでのアドベント期間に少しずつ食べ進めることで、家族の時間を穏やかに楽しむ文化が根付いています。粉砂糖が雪を、内部の具材がイエス・キリストの誕生を象徴しているとも言われ、クリスマスの雰囲気をじっくり味わえる一品です。
一人暮らしでも楽しめるクリスマスの味
今年も輸入雑貨店で小ぶりのシュトーレンを購入しました。 一人暮らしの中年男性には、このくらいのサイズがちょうどいいですね。その甘さゆえ、薄くスライスして少しずつ食べるのが一般的。私もこれを1~2週間かけて楽しんでいます。 ただし、カロリーが高めなので食べすぎには要注意。バターや砂糖がたっぷり使われているため、紅茶やコーヒーと合わせて、リラックスタイムに少量ずつ味わうのがおすすめです。
日常の中に季節を感じるひとときを
季節のイベントに無頓着な私ですが、このシュトーレンを食べることで、冬の寒さ以外にも季節を感じる楽しみが増えました。 日本のクリスマス文化に馴染みがなくても、こんな一品を取り入れるだけで、ちょっとした非日常感を味わえます。今年もシュトーレンを食べながら、1年の終わりを少しだけ特別な気持ちで過ごそうと思います。