横浜BUNTAIで開催されるシャニマスのライブ(THE IDOLM@STER SHINY COLORS 7th UNITLIVE TOUR 円環 -Halo around-)に行く前に、友人に誘われて、伊勢佐木モールにあるスープカレー専門店「RAMAI(ラマイ)」で昼食をとりました。
正直なところ、スープカレーは自分から積極的に食べに行くことはほとんどありません。昔、札幌を訪れた際に一度だけ食べた記憶がありますが、それきりです。特に苦手というわけではありませんが、気づくと無意識に普通のカレーを選んでしまいます。
とはいえ、今回は誘われるままに同行しました。友人が勧めてくれるのなら、乗ってみようという気持ちになったのです。たまには自分の枠の外に出てみるのも悪くありません。
久しぶりのスープカレー
「RAMAI」は北海道発祥のスープカレー専門店だそうです。そういえば、北海道はスープカレーが有名でしたね。
店内はインドネシアをイメージしたようなエスニックな内装でした。休日の昼間ということもあり、時間帯を少しずらして訪れたにもかかわらず、店外で少し待つことになりました。人気店であることがうかがえます。
注文したのは「チキンスープカレー(スープ大盛・辛さ7・タフゴレントッピング)」と、「ラマレモン」というオリジナルドリンクです。チキンはこの店の定番とのことで、友人に勧められて選びました。トッピングのタフゴレンは、いわば揚げ出し豆腐のようなもので、こちらも友人のおすすめでした。
スープは無料で大盛にできるとのこと。以前、「ライスを食べきる前にスープが無くなってしまった」苦い経験があったため、今回は迷わず大盛にしました。
ドリンクのラマレモンは先に運ばれてきました。ラッシーにレモンの酸味を加えたような味で、見た目は甘そうでしたが、意外とさっぱりしていて、暑い日にはありがたい一杯でした。あとから出てきたスープカレーが「辛さ7」だったので、口直しにもぴったりでした。
スープカレーは器になみなみと注がれており、中に沈んだ骨付きチキンが見えないほどのボリュームでした。ライスは「ナシクニン」と呼ばれる黄色いご飯で、バリ島あたりの料理だそうです。
辛さ7という数字に少し構えていましたが、激辛というほどではなく、汗ばむ程度の心地よい刺激でした。冷房の効いた店内でも、額にじんわりと汗がにじんできます。結果的に、「暑い日にあえて辛いものを食べる」という日本独特の風習を体現するかたちになりました。
ただ、量は私にとってはかなり多めで、お腹いっぱいになってしまい、ライブ後の打ち上げはビール一杯だけで済ませることになりました。
面倒なHSP気質
食事自体には大満足でした。ただ、店の立地には少し落ち着かない印象を受けました。
「RAMAI」は伊勢佐木モールにあり、周辺はいわゆる飲み屋街。昼間にもかかわらず、酔っているような人や、ガラの悪い雰囲気の人がちらほらと見受けられました。店に入るまでのわずかな時間でしたが、妙に気が張ってしまいました。HSP気質だからか、少しの視線や声の大きさにも敏感に反応してしまいます。こうした場所は、たとえ昼間でも、私にとっては余計な刺激が多すぎます。
もちろん、あえて断るほどではありませんし、友人との時間も大切にしたいと思っています。ただ、「誘われなければ来なかっただろうな」というのが正直な気持ちです。次にまた来るかと聞かれたら......自分一人で訪れることはないと答えるでしょう。
スープカレーというジャンル。友人に勧められて体験する新しい味。暑い日にあえて辛さに挑戦してみる選択。居心地の悪さも含めて、自分の「反応」を再確認する機会になったのは、ある意味でありがたいことでした。
生きていく中で、自分の性質に気づき、それを守りながらも、ときにはほんの少し枠からはみ出してみる。自分の快・不快に正直になりつつも、ときには他者の視点に身をゆだねてみる。
自分でも、少々面倒くさい気質だなと思うことがあります。でもその「面倒くささ」は、実のところ、自分にとって何が心地よいのかを見極めようとする感覚の鋭さであり、その心地よさに少しでも近づこうとする試みなのだと思います。
この体験は、あらためて自分を外側から見つめ直す、良いきっかけになった気がします。