前回、諸事情で見学出来なかった千代ヶ崎砲台の砲塔砲台であるが、今回は見学出来た。 これを見るためだけにここに来たと言っても過言ではない。
千代ヶ崎砲台跡の施設(弾薬庫跡・兵舎跡・砲台跡)を見学した後、砲塔砲台跡へ移動した。
鹿島から降ろした45口径12インチ連装砲が設置されていた砲塔砲台跡。 戦艦の砲塔は階層になっていて下の弾薬庫から給弾装置を介してほぼ自動で装填されるけれど、解説員が見せてくれた図だとそういうのはなさそう。 運弾車があるくらいだから、これに弾薬をのせてエレベーターで換装室まで運んで装填していたのかもしれない。
戦艦鹿島
砲塔が設置されていた穴を見た後、かつての砲塔砲台施設に移動した。
ここからの眺めはなかなかに良かった。見取り図によるとこの辺りは機関室だったようだ。 砲塔の動力源は何だったんだろう?戦艦の砲塔は水圧で動かすと聞いたことがあるが、発動機を燃料で動かしてそのエネルギーで動かしていたのだろうか? 近くに発電所の基礎は残っていたけれど、大型発電機が設置できるような大きな建物だったとは思えないから電力ではなく燃料で動かしていたんだろうなぁと想像してみた。
土砂で埋まっているがかすかに光が見える。 ここは砲塔に繋がっていたようだ。
コンクリートの遺構が当時を偲ばせる。 ここから眺める海はとてもきれいだった。
相変わらず、こういうところに来ると「負ける」ことということを意識してしまう。
それはかつて連戦連敗で自分を見失い、短期間とはいえ詐欺師の養分にされてしまったという負い目を自身に感じてるからとのは間違いない。
今はエビデンスっていう便利な言葉があるので、そういった輩は「エビデンスは?それってあなたの感想・主観ですよね?」って詰問するとだいたい撃退できる。そう私はこの歳になってようやく攻撃することを覚えたのだ・・・。ってこれとは全然関係ないか。