朝も早よから横須賀中央の一つ先、県立大学駅にやってまいりました。田戸台分庁舎(旧横須賀鎮守府司令長官官舎)を見学するためです。
旧横須賀鎮守府司令長官官舎がほぼ当時の状態で残っていて、年に一度この時期にしか公開しないのでいつか行ってみたいと思っていた場所の一つです。 これでまた一つ目的を達成することができました。
長官舎は大正2年に旧海軍横須賀鎮守府長官の住まいとして建てられ、終戦まで34代の長官が居住した建物です。
筑波海軍航空隊記念館の建物もそうでしたが、海軍の建物は随所にこだわりが感じられます。
ここは提督執務室? と思いきや来賓を迎えるための応接室だったそうです。 暖炉もありました。
椅子は戦後のものですが、机は当時のものだそうです。ここで重要な会議やパーティー等を行ったのかなか?
奥には和室が2部屋あり、いいところの和風旅館といった感じでした。 この部屋も先ほどのテーブルがあった部屋と同様、応接間として使われていたようです。
外には桜が植え得られていていい感じに咲いていました。歴代の長官は春になるとこの桜を愛でたのでしょうか?大戦末期になるとそんな余裕もなかったかもしれませんね。
長官舎横に謎の入り口が・・・ 「ああ、これ防空壕だろうなぁ」と思いつつ案内係の自衛官の方に質問すると、思った通り「あれは防空壕の入り口ですね。奥に1部屋あり、今は物置として使うこともあります。」と言う答えが返ってきました。
桜の咲くこの時期しか一般公開がないので、艦これ提督さんは一度来てみるといいかもしれませんね。