昨年の12月から、船の科学館で開催されていた企画展「高雄型重巡~条約型巡洋艦と竹本常二の"愛宕"模型~」にやってまいりました。なんやかんやで結局最終日に行くというね・・・。
いろんな艦船があるなかで高雄型重巡にスポットをあてる珍しい転じてもあります。高雄型重巡は艦橋が独特で好きですが、あまり評判は良くなかったとか・・・。
書類上は最後の一等巡洋艦だそうで、高雄型以降の最上型や利根型は二等巡洋艦分類されるそうです。
この模型は竣工時(1932年)の愛宕の模型(1/100)で、竹本常二氏という方が制作していたのですが志半ばでお亡くなりになられ、別の有志が氏の意思を引き継ぎ完成させたとのことです。愛宕の全長が203.76mですから、約2mの模型になります。
愛宕はレイテ沖海戦にて米軍潜水艦の雷撃で撃沈されています。
主砲は前部に3基6門、後部に2基4門の計10門。大型艦船ですが魚雷も発射可能なんですね。近代化改修時に4連装魚雷発射管に換装さたそうです。艦隊決戦思想にのっとった装備だったのでしょうね。
水上機用の格納庫は近代化改修で撤去され、クレーンも後部に配置されたようですね。
愛宕の名は護衛艦あたご(DDG-177)に引き継がれています。以前、横須賀であたごを見学した際、機関室に艦これ愛宕のタペストリーが飾ってあったなぁ~。