以前 富士通のサーバ「PRIMERGY RX200」へCentOS5.3のインストールを試みたのですがうまく行かず、結局CentOS4.8をインストールすることで一度は決着しサーバーの構築を進めていました。
しかし、想定していた用途では使い勝手が悪すぎるということもあり、再度CentOS5.3を入れることになり、原因が良くわからないままとりあえず古いファームをアップデートすることに・・・。
富士通のマニュアルに目を通してみるとファームのアップデートにはWindowsOSのほうが何かと勝手がよさそうなので、ライセンスのあまっているWindows2000Serverを一時的にインストールしてファームをあげることにしました。
というわけで以下自分用備忘録。参考にされる方は自己責任でお願いします。
CentOSのときと同様にPRIMERGY RX200にWindowsをインストールするときはi2Oドライバーが必要になります。
これがないとOSはHDDを認識できません。ドライバーを準備した上でインストール作業を進めることになります。
1.adaptecのサイトからWindows2000用のドライバーをインストール。
2.解凍後のファイル(/adaptec/raid以下)をフロッピーへコピー。
3.RX200起動。windows2000ServerのインストールCDをセットしCD-ROMでブートさせる。
4.画面の下に英文で「F6を押せ」というメッセージが表示されたらF6キーを押下する。
5.メッセージ(英文)にしたがって進めていくと「ドライバーのあるフロッピーをセットしてね」というメッセージが表示されるので先に作成したフロッピーをセットしてEnterキーを押下する。
6.メッセージにしたがって進めていくとインストールが可能になる。(あとでi2Oドライバーの入ったフロッピーをいれてくださいといわれるので、フロッピーは入れたまま進める)
無事Windows2000Serverをインストールすることができました。
Windows2000Serverのインストールが終わったらRAIDファームウエアのアップグレードです。
1.富士通のダウンロードサイトから条件を指定してexeファイルをダウンロード。
2.ダウンロードしたexeファイルをダブルクリックして解凍。
3.解凍後生成される「自動アップデート手順書.pdf」の手順に従って作業する(一通り目を通すこと)
4.「自動アップデートツール」フォルダ内の「UPDATE.BAT」ファイルを実行するとコマンドプロンプトが表示される。
5.自動アップデートを開始しますか?と聞かれるのでyを入力。
6.最終確認画面に遷移し.自動アップデートを開始しますか?と聞かれるのでyを入力。
7.数分後アップデート処理が終了しました・・・と表示されるのでEnterキーを押下してコマンドプロンプトを終了させる。
8.サーバーを再起動させる。再起動後OSが「アップデートを有効にするには再起動が必要」といってきたので、もう一度再起動。
9.再起動後「自動アップデートツール」フォルダ内の「CHIK.BAT」を実行しコマンドプロンプトを表示させる。
10.「アップデート結果を確認します」と表示されるのでEnterキーを押下する。
11.問題なければ「正常にアップデートされました 確認処理を終了します」と表示されるのでEnterキーを押下してコマンドプロンプトを終了させる。
念の為Revを確認するためにサーバーを再起動し、Ctrl+A キーでadaptecのBIOSの設定画面を起動。BIOS画面でRev22からRev27にアップデートできていることを確認しました。
これでCentOS5.3をインストールできると思い、早速インストールを行いましたが前回と同様「ファイアーウォールの適応中」でフリーズしてしまいました・・・。原因はファームのバージョンではなかったのね・・・。これでまた振り出しに戻ってしまいましたとさ・・・。