回天記念館から坂道をしばらく上がり「魚雷見張所跡」にやってまいりました。
ここは発射場から発射された93式酸素魚雷を見張るために建てられた施設の跡だそうです。回天の訓練もここから見ていたのかな・・・?
特にロープが張ってあるわけでもなく、自由に出入りできるのでさっそく建物内に入ってみました。入口は昔の日本人サイズなのか低かったです。
窓枠は大きめでした。モルタルの一部が剥げていたのですが、中はレンガ積みでした。レンガを積んだ後にモルタルで側を補強する方法は観音崎砲台の遺構で見たことがあります。
金属製のフレームはまだ残っていました。ほかの窓は跡形もないところを見ると木製だったのでしょう。
雷跡(魚雷の航跡)が見えにくいのが最大の特徴である酸素魚雷を、双眼鏡を使ったとしてもこの位置で目視で監視するのはかなり難しかったんじゃないかなぁと思ったり。