なんとなく大津島へ行くことにしました。
大津島へ
大津島には93式酸素魚雷の試験場があったのですが、大戦末期に人間魚雷「回天」の訓練基地として知られていますね。
大津島上陸
すぐ近くに、回天で亡くなった人を慰霊する観音菩薩像がありました。
回天は大戦末期に登場した特攻兵器です。93式3型魚雷を転用した一人乗りの潜水艦で、箱館戦争の宮古湾海戦で活躍した回天丸から取って命名されています。
島は整備されていてロッジが数棟ありました。夏になるとキャンプ客で賑わうのでしょう。この道を歩いて回天訓練基地へ向かいました。
回天を訓練基地へ運んでいたトンネル
トンネルにやってきました。現在学校がある場所に回天の調整所があったそうで、そこから訓練基地へ運ぶのにこのトンネルを使っていたそうです。
トンネルの内部、木板で枠を組んでからコンクリートを流し込んだのでしょう。
回天を運ぶためのレール跡。人力で押していたようですが、訓練の度に移動させていたのかな?
防空指揮所跡は岩場で当時をしのぶものはありませんでしたが、戦闘時はここからのぞいて指示をだすことを想定していたのでしょうか?それとも建物があったのかな?目の前に訓練基地跡がありました。
回天訓練基地跡
再度トンネルを通り回天訓練基地跡にやってまいりました。
この遺構は93式酸素魚雷の発射試験を行う発射場として建設されたとのこと。
真ん中の台座にはクレーンがあって、93式酸素魚雷を降ろしていましたが、回天はこのスペースには収まらないので別の場所で上げ下げしたようです。
クレーンの跡っぽいですね。これを使って練習用の回転を降ろしていたのでしょう。
来た道を戻って回天記念館へ向かいました。