以前にも対応したのですが、再びSugarCRMのインストールを依頼されました。
前回対応したときに、残しておいたと思ったのですが残していなかったようなので今回は備忘録として残しておこうと思います。基本的にはサイトにあるチュートリアルにそって実施すればいいのですけどね。
今回サイトからSugarCE-5.5.1.zipをダウンロードしてインストールを実施したのですが、日本語化されておらず、SugarCRM5.2日本語版をインストールしなおすはめになりました・・・。
インストール方法に大差はないので、SugarCE-5.5.1のインストール手順を備忘録として残しておこうと思います(参照は自己責任でお願いします。)
【前準備】
■phpの設定
# vi /etc/php.ini
下記の3箇所を偏向してwebサーバを再起動する必要があるようだ。
アップロード可能なファイルサイズを20M以上にする必要がある。
upload_max_filesize = 20M
PHPで利用可能なメモリ上限値を40M以上にする必要がる。
memory_limit = 64M
mbstringエクステンションを使用するように設定する。
Linux環境の場合extension=php_mbstring.so
日本語(マルチバイト関数)のための設定項目を設定
;mbstring.language = Japanese↓mbstring.language = Japanese
;mbstring.internal_encoding = EUC-JP↓mbstring.internal_encoding = UTF-8
;mbstring.http_input = auto↓mbstring.http_input = auto
;mbstring.http_output = SJIS↓mbstring.http_output = pass
mbstring.detect_order = auto↓;mbstring.detect_order = auto
;mbstring.substitute_character = none;↓mbstring.substitute_character = none;
追記default_character = UTF-8extension = php_imap.so
■mysqlデータベースを作る
データベース名:sugardb
# mysql -u root -p
mysql> CREATE DATABASE sugardb;
sugardbにアクセスできるユーザー:usrsugarを設定
ユーザー:usrsugar パスワード:password
mysql> GRANT ALL PRIVILEGES ON sugardb.* TO usrsugar@localhost -> IDENTIFIED BY 'password';
【SugarCRMのインストール】
■圧縮ファイルをダウンロードwget http://www.sugarforge.org/frs/download.php/6592/SugarCE-5.5.1.zip
■日本語化ファイル暫定版をダウンロードwgethttp://www.sugarforge.org/frs/download.php/6085/SugarCE-JLP-550RC2.zip
縮ファイルを解凍
# unzip SugarCE-5.5.1.zip
解凍後出来上がったフォルダを移動
mv SugarCE-Full-5.5.1 /var/www/html/suga
日本語化ファイル暫定版を解凍
#unzip SugarCE-JLP-550RC2.zip
解凍後できた下記のカテゴリを/var/www/html/sugar以下に移動。
module・nclude・nstall
webブラウザからアクセス例: htt://localhost/sugar/
エラーメッセージが・・・。どうやらphpのバージョンが古いらしい...。php5.2をインストールして対応Minimum PHP version required is 5.2.0. You are using PHP version 5.1.6
インストール画面が表示されたら[Next]をクリック
【ライセンス確認】言語選択から[日本語]を選択。「同意します」にチェックを入れて[次へ]をクリック
【システムチェック】システムチェックで不備があると怒られるのでそれの対応を実施し[再チェック]をクリック。
私の場合はディレクトリのユーザーがrootだったのでapacheに変更で解決。
【インストールオプション画面】インストールタイプの選択「通常インストール」にチェックを入れて[次へ]をクリック
【データベースタイプ】データベースタイプの指定はデフォルトでMySQLが選択されているので[次へ]をクリック
【データベース設定 】
データベース名: sugardb
ホスト名:localhost
データベース管理者のユーザ名:usrsugar
データベース管理者のパスワード:passwordSugarデータベースの管理者ユーザ名:管理者ユーザーと同じデータベースにデモデータを追加しますか?:いいえ
ダイアログ「データベースの認証を確認しています」で[許可]をクリック
【サイト設定】SugarCRM管理者のユーザパスワードを設定して[次へ]をクリック
【ロケール設定】ロケール設定のカスタマイズの項目を適宜変更して[次へ]をクリック
23/12/2010 → 2010/12/2311:00pm → 23:00US Dollars → Japanese Yen通貨の精度: 2 そのまま
【設定の確認】内容に問題がなければ[インストール]をクリック
【セットアップ実行】Sugar 5.5.1 のインストールが完了しました。というメッセージが表示されているのを確認して[次へ]をクリック
【登録】※現時点だとここは日本語されていない入力が完了したら「次へ」をクリック
SugarCRMのログイン画面が表示されるので UserName:admin Password「サイト設定画面で設定したパスワード」を入力して「Login」をクリック
なんとメニューは英語だったので、再度SugarCRM5.2日本語版をインストールしました・・・。