韓国の李舜臣級駆逐艦DDH-977大祚栄(テ・ジョヨン)に乗艦すべく足早に向かいました。ぱっとみたかんじ護衛艦に似たようなデザインですが、よく見ると全然違いました。
テ・ジョヨンは忠武公李舜臣級駆逐艦の3番艦でこのクラスの艦船は6隻建造されてるようです。
韓国の艦船は歴史上の偉人を艦名につけるらしく、渤海の初代王・大祚栄に由来するそうです。
調べた限りだと、艦橋やマスト、煙突周りがステルス性を考慮した作りになっているようです。ただ、レーダー機器周辺に弱点があったり、船体はアルミ合金が多用されているのですが、アルミ合金は高温にさらされると強度が低下するため、火災に対する脆弱性が懸念されているとのこと。
エンジンの配列も、海自の護衛艦が左右軸の主機を前後に間隔を置いて配置する、シフト配置を採用しているのに対し、パラレル配置のため、被弾時の生存、ダメージコントロールの観点からの問題があったりと幾つか指摘されているようです。
Mk.45 mod.4 62口径5インチ単装砲。これはあたご型護衛艦も搭載している主砲ですね。
護衛艦なんかに装備されているCIWS(ファランクス)は見当たりませんでした。どうやら、ゴールキーパーと呼ばれるCIWSを装備しているようです。 ゴールキーパーという艦艇用近接防御火器システムの名は初めて知りました。
謎の装備。これ何に使うんだろう?
後部甲板でスクリーンに映像が投影されていたのですが、そこは流石韓国、使われていたノートパソコンはSAMSUNG製でした。