平日ならそんなに混んでないだろうと思い、鳥獣戯画を見に上野にある美術館へいったのですが、認識が甘かったです。コミケとまではいかないまでも、キャパに対して多くの人が訪れたこともあり、すでに入館に80分まちの状態でした。
炎天下に耐えなんとか入館し、展示物を見て回ったのですが、最初は高山寺をひらいた明恵上人にまつわる展示物を見て回り、そしてついに鳥獣戯画の見学することに、鳥獣戯画は甲巻、乙巻、丙巻、丁巻からなり、丁巻から甲巻の順に見ていったのですが、歴史の教科書なんかで見たことのある、猿を追いかける兎の絵や、兎と蛙の相撲の絵等は甲巻に描かれていて、これを見るのにさらに3時間ほどまちました。
待っている間ずっとたちっぱなしだったこともあり、足が棒のようになってしまいました。それでも実物を見ることができたのでよしとしましょう。鳥獣戯画には人物画も描かれているのですが、動物画と同様によくよく見てみるとそれぞれ表情がありユーモラスに描かれていました。
高山寺が仏教に関する絵画、典籍、文書などを収集する役目を担っていたようで、数多くの国宝や、重要文化財を所有していたとのこと。現在ではそれらの多くは国立博物館に寄託されているようです。
時間をかなり食ってしまいましたが、国宝や重要文化財を間近で見ることができ、貴重な体験が出来たと思います。ただ残念だったのは、職員にくってかかったりマナーが残念なご年配の方がちらほら見受けられたことでしょうか・・・。