東京都現代美術館で開催されている「特撮博物館」に行ってきました。以前、twitterで教えていただいて気になっていたんですよね。 たまたま早く目が覚めたのと、いずれにせよそっち方面に出かける用事があったので行ってみることにしました。
この企画展は館長に庵野秀明氏、副館長に樋口真嗣氏を迎えて行われているとのこと、私の中ではどちらかというと樋口氏の方が知名度が高いです。 ガメラとかローレライ見ましたし・‥。ローレライは漫画版の「終戦のローレライ」読んだ記憶があるようなないような・‥。
先に入手した情報では、主に特撮が盛んだった1960年~1980年にかけて幼少期を過ごした人たちが多く訪れていて、さながらそこは「オッサンホイホイ」だと聞いていましたがその通りでした。 なんか自分みたいな若輩者が興味本位できてしまってなんかすいませんって感じでしたが、そんなことは気にせず見ていました。私が好きなメーサー殺獣光線車とハイパワーレーザービーム車が展示されてちょっと興奮しました。ハイパワーレーザービーム車がわからないという方はゴジラ(1984)をレンタルしてみてください。
詳しくは博物館に行って見てもらうとして、個人の感想ですが、子供向けとはいえ、作品として作っている大人は真剣です。特撮ヒーローや彼らの基地・支援メカ・使用する武器等、緻密なデザイン設定を何度も起こしてようやく決まるということを再確認したような気がします。そういった作り込みをしっかり行わないとよい作品はできないということですね。
最近はなんでもCG合成で処理してしまうため、ミニチュアを使った特撮技術が廃れつつあるようです。特撮では有名らしいので知っている人が多いかもしれませんが、何かの本でよんで感動した技術に「寒天の海」というのがあります。確かプールに寒天を敷き詰めて固まったらその上にミニチュアの艦船をおいて、絵の具で航跡を書くというやつです。リアルに見せるために色々工夫することで新たな手法が生まれ、それが継承されてきたということだと思います。
展示の最後に撮影OKな巨大ミニチュアがあったのでここぞとばかりに撮って来ました。
前線の戦車舞台。この感じだと怪獣の強さを際立たせるためにジムのように散っていくのかしら・‥?
特撮博物館は2012年10月8日まで開催されるとのこと。
後々の移動のことを考えて特になにも買わなかったのですが、巨神兵のガチャをやってきました。何がでたのかまだ見ていませんが、とりあえず会社のデスクに飾ろうと思います。