GmailのSMTP認証でOB25 対応

電脳備忘録

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この記事は最終更新から13年以上経過しています。

前々から気になっていたOpenPNEによる身内SNSの構築ですが、postfixの設定をいまいち理解しておらず招待メールが送れずにそこでとまっていました。

送信できなかったのは迷惑メール対策としてプロバイダーが実施しているOB25によるものですが、最近GmailのSMTPを経由することで外部にメール送信できることを知りました。

そこでOpnePNEをインストールする前に、メール送信できるようにOB25 対応を実施することにしました。

というわけで以下備忘録
1.sasl_passwdを作成する。

#vi /etc/postfix/sasl_passwd
[smtp.gmail.com]:587 username@gmail.com:password

2.sasl_passwdのデータベース化
#postmap /etc/postfix/sasl_passwd

3.main.cfを編集(下記の一文を追記)
#vi /etc/postfix/main.cf

relayhost = [smtp.gmail.com]:587

#sasl setting
smtp_sasl_auth_enable = yes
smtp_sasl_password_maps = hash:/etc/postfix/sasl_passwd
smtp_sasl_security_options = noanonymous
smtp_sasl_tls_security_options = noanonymous
smtp_sasl_mechanism_filter = plain
#tls setting
smtp_use_tls = yes


4.cyrus-sasl-plainのインストール(インストールしていなかったので)
yum install -y cyrus-sasl-plain

postfix再起動
/etc/rc.d/init.d/postfix restart

ためしにmailコマンドで自分のyahooメールアカウントに対してメールを送信してみましたが、無事送信されていることを確認しました。これで招待メールも問題なく送信できそうです。
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