カレーフェスティバルのために、横須賀にある三笠公園にやってきたのですが、入場時にもらったチラシの中にカレーフェスティバル開催期間限定で、第二海堡クールズをやっているというのをやると記載してあったので、船に乗船することにしました。海堡については、つい最近たまたま戦争遺産関連のHPを見ていて、東京湾にかつて3つの海堡が築かれ、第三海堡は航路の支障になることから撤去されたというのを知ったばかりだったので、興味があったというのが大きいですね。
ぎりぎり第1便に間に合ったので、第二海堡付近につくまで猿島の写真を撮ったり、その辺を航行している船を取ったりしていました。
そうこうしているうちに第二海堡付近までやってきました。遠くからみると長崎の軍艦島みたいですね。左側のセメントで補強されているのが第二海堡、右側の小さい小島が第一海堡になります。
いよいよ、島付近までやってきました。左側にソーラーパネル、真ん中にトーチカ?見張り台?のような建造物が見て取れます。あれが旧海軍使用していた建物なのでしょう。戦後、島内の施設は占領軍によって破壊されたとききましたが、この建物は残ったようです。
ソーラーパネルは5億円かけて設置したそうで、かなりの電力を作り出すことが出来き島内の施設へ給電しているとのこと、それまでは島まで軽油を運び発電機によって給電していたようです。
第二海堡周辺はコンクリート等で補強されていました。これは大地震で人工島の土砂が海底に流出するのを防ぐためだそうです。
また、現在は海上災害防止センターの消防演習場として利用され、海上保安庁によって灯台が設置されているとのこと。
うっすらとのこるNo2の文字、かつてここが第二海堡であったことを偲ばせます。
写真中央にトーチカ?見張り台のような建造物と、その下に倉庫跡のような建物が見てとれます。
第二海堡を反時計回りに一周して第二海堡の洋上見学は終了し、三笠公園内にある桟橋に帰港しました。
帰宅してwikiで調べたのですが、第二海堡は1889年8月起工、1914年6月完成。かなりの年月をかけた大工事だったことが伺い知れます。しかし、その後の関東大震災で被災し 廃止・除籍。その後旧海軍が対空砲台や、敵潜水艦の東京湾への侵入を防ぐ防潜網を設置するなどして運用したみたいですね。
もともと歴史好きで、最近は旧海軍の戦闘詳報を読むのが趣味だったりするので、こういった施設の見学のチャンスがある時は積極的に参加したいと思った次第。