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海軍糧食についてのお勉強は続く

引き続き旧海軍に関する書籍を読んでは気になる箇所を抜き出す作業をしています。「海軍糧食史」の次は「海軍肉じゃが物語」を読んだのですが、これは正直、特に読む必要もなかったかな?と思うくらいの内容でした。ただ「肉じゃが」という言葉が出てきたのは昭和49年頃で、それまでは料理本の献立として存在していないこと、海軍の料理教科書にある「甘煮」の材料・作り方が肉じゃがに近しいということ。現在の肉じゃがとの大きな相違点は「海軍式は水を使わないこと」ということを知ることが出来ました。
この本、読みやすい文体ではあるのですが、文章に筆者の主観がちょいちょい入ってて、どれが史実でどれが筆者の創作(想像)なのか混乱することが多々あったので、そこが残念と言えば残念かな?史実を知りたいという人にはあまり向かないかもしれませんね。

この本の中で紹介されていたおもしろエピソードを一つ紹介。
ある艦船では、パン食に嫌気がさした下士官兵が総員お越しをガン無視したため、上官が軍刀で脅して甲板に集合させ理由を尋ねたところ「軍に入れば米が食えると聞いていたのに、毎日オヤツ(パン)では話が違う!」と答えたそうで、そういうことならと米食を支給したところ、とりあえず兵の機嫌はなおったようです。ただそううまく行かないのが縦社会の現実、今度はその行為に対して規律を厳とする艦長がぶちキレて、下士官兵への米食支給を指示した担当者は艦をおろされたとか・・・。どの時代にも融通の利かない人間はいる物ですね。

2016-01-11-001.jpgこれは前にも述べたのですが、脚気対策や下士官兵の士気への影響を試行錯誤した結果、パン食はだんだん減っていき、最終的にはご飯に汁物それにおかずと漬け物は二人で一皿というのが基本になったようですね。

次に「海の男の艦隊料理」を読み始めましたが、こっちは具体的にレシピが載っていて、これはAmazonさんで取り寄せて手元に置いておきたい内容ですね。
「海軍糧食史」に海軍研究料理献立集に掲載されてたメニューが記載されていたので、それらの調理方法がこの本でわかるかもしれませんが、それはこれから読み解いていこうと思います。

本を読んでいるとあっという間に一日が終わりますね。時間はたっぷりあったのだからもっと早くに図書館通いを始めていればよかったとも思いますが、そうは言ってもメンタル面で余裕が出てきたのはつい最近のことなので仕方ないと言えばそれまでかもしれません。

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